こんにちは。
一休さんは、言わずと知れた禅僧です。一般的には、昭和の名作アニメ「一休さん」のイメージが強いですよね。
正式には「一休宗純」(いっきゅうそうじゅん)といいます。生没は1394-1481年。天皇の子と伝えられています。6歳で京都の安国寺に預けられ、修行を始めました。アニメの一休さんのように聡明であったそうです。修行の途中、師との死別や自殺未遂、悟りが開けない事への苦しみを経験したそうです。壮絶ですね…。その後二十歳を超えて京都の大徳寺で修行します。そして数年後のある夜、カラスの鳴き声を聞いて悟りを得たのだそうです。何かふっ切れたものを得たのでしょうか。その後は狂ったように仏教の戒律を破った行動をするようになりました。しかし、どういうわけか一休宗純は天皇の信頼を得ていたようで、晩年は由緒ある大徳寺の住持を務め、衰退していた寺の再興に大きく寄与されました。
一休宗純の奇妙な行動をご紹介します
- 仏教で禁じられている、飲酒、肉食、性行為、妻帯 など
- 杖の上部にドクロを付けて練り歩く
- 僧侶でありながら、木刀を携帯、振り回す
- 阿弥陀如来像を枕にする
- 重要な証明書や文書を焼き捨てる
大胆でぶっ飛んだエピソードは、いかにも禅僧だなと、思います。アニメの可愛い一休さんのイメージとギャップがありすぎます。。。
しかし、まったく意味の分からない狂気の行動でありがながら、世の中を風刺したり、政治の批判だったり、禅僧ならではメッセージがあるともされています。とんちの一休さんなる由縁なのでしょうか。
それにしても、享年87歳とはとんでもない長寿です。当時の寿命がおよそ35歳ともされていますから(諸説あり)一般より2倍以上生きていますね。。。一休さんの自由で縛られない生き方が長寿の秘訣なのかと思えます。
さて、私の大好きな音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」による、一休さんをタイトルにした曲がありますので貼り付けてみます。内容はあんまりないですが、映像と音楽で楽しませてくれます笑。ぶっ飛んでいる点で、一休宗純ご本人も喜んでいるかもしれません。
ミュージックを楽しんで、一休み一休み♩