こんにちは。
書籍「葉隠(はがくれ)」にこんな言葉があります。
「只今が其時、其時が只今也」
只今(ただいま)が其時(そのとき)、其時が只今也(なり)
今がやるべき時である。やるべき時とは今である。自分には今しかない。
私はそういう意味に捉えています。
これはとても教訓だと思います。考えてみると、時間は永遠の今の連続。「日日是好日」という禅語にもあるように、毎日を素で受け入れて良いものにしていきたいなと。そう思いながら、私もなかなか出来ていないように思います。。。
この「今」に集中する生き方はきっと坐禅によって養うことができます。坐禅中は、未来の事や不安ごとをいったん捨て去り、今この時、今この自分にのみ集中します。この作業によって、本来の自分の感覚を取り戻す、迷っていたことが解消する、集中力が高まるなどの効果を実感する方が多くいらっしゃるようで、私もその一人です。
葉隠(はがくれ)とは、江戸中期に佐賀藩士の修養書として書かれた書籍です。
「武士道と云うは死ぬことと見付けたり」のフレーズで有名ですが、当時はあまりに過激な書物であったために、長らく人目に触れることは無かったそうです。それが明治に見直され、その素晴らしさが世間に広まりました。
葉隠は完成から300年以上経過した現在の私たちにも教訓があり、その証拠に多くの書籍が出版されています。私はかつて漫画版で読みました。
さて、当ブログでは坐禅についての素晴らしさをご紹介しています。「今」を大切にする為、あなたも是非坐禅をしてみてください。永遠の今が少しづつ素敵な今になりますように!
今週のお題「本棚の中身」