坐禅で貯金2000万

坐禅を始めて貯金がみるみる増えていく。実体験を様々にお伝えします。

「物事が滞っているのは、決めごとが多すぎるから」渋沢栄一

こんにちは。

 

今回は書籍の一節のご紹介です。

「現代語訳 論語と算盤」渋沢栄一 より

 

政治の世界で、今日、物事が滞っているのは、決めごとが多すぎるからである。官僚たちも形式的で、たとえば物事の本質を考えようとはせず、自分にあてがわれた仕事を機械的に処理することで満足してしまっている。いや官僚ばかりではない、民間の会社や銀行にも、このような風潮が吹き荒れているように感じられるのだ。もともと形式に流されるような風潮は、発展中の元気溌剌は国には少ないものだ。逆に、長い間の慣習が染みついた古い国には多くなる。徳川幕府が倒れたのはこの理由からでもあった。中国には、「戦国時代にあった六つの国は、秦に滅ぼされたのではない、自ら滅びる原因を作って滅びたのだ」という言葉がある。

 

決め事が多すぎて、機敏な動きができない。効果的な判断が進まない。どう考えても非効率な手順が重んじられる。こうした事は、2022年現在も社会に多くある事象だと思いますし、私自身も企業勤めをする中でしばしば感じる事象です。

こうした理をやがて100年前の渋沢栄一が述べていることに驚きがあります。また、100年どころか、2000年以上前の秦の時代から社会は変わっていない事にも驚きです。もしかすると、ローマも同じような理由から内部崩壊したのでしょうか。

 

大切にしたいことは、やはり渋沢栄一のいう「物事の本質」を見定める事だと思います。

様々な物事が交錯する中で、何が本質かをつど見極めることができれば、きっと自分の身近なエリアから、広い世の中まで、より良い社会を作ることに繋がると思えてきます。

この「物事の本質」を見極める能力は、坐禅によって幾分か養われると思います。坐禅は呼吸を調えて静かに坐り、頭の中の雑念を捨て去る作業です。様々な思惑を捨てていく作業が物事の本質を見極める事に繋がるだろうと想像します。

私の場合、捨てやすい雑念はすぐに頭から消せるのですが、重要度の高い雑念というか、強い思いはいったん捨て去ってもすぐに頭に浮かんできます。それが、自分の意図していない意外な思いだったりするのが不思議です。少しスピリチュアルな考察ですが、潜在意識が頭で考える思考では及ばない本質の部分を判断しているのかもしれません。

ですので、物事の判断に迷った時、坐禅をしてみるという事も何度か経験しています。坐禅を経て浮かんだ判断や閃きが、プライスレスな素晴らしい結果に結びついた事がありました。

 

ですから、坐禅は多くの方におすすめしています。

かくいう私も、完璧とはいえない人間の1人です。日々の坐禅が少しづつのプラスをもたらしてくれていると思っています。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。あなたに幸せが訪れますように!

UnsplashのTingey Injury Law Firmが撮影した写真

お題「我が家の本棚」

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