坐禅で貯金2000万

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「1日に30分以上は瞑想するようにしている」須藤元気

こんにちは。

参考になった書籍のご紹介です。

 

「やりたい事をすべてやる方法」須藤元気 幻冬舎

 

須藤元気さんといえば、元格闘家、ダンスパフォーマーと知られる意欲的な方です。本書は須藤元気さんが自身の経験側にもどづきながら、読者に前向きな意思や言葉を持ってもらい、アクションを起こしてもらいたいという気持ちで書かれた本という事です。本書で紹介された須藤元気さんの行動や考えは、参考になると思われる個所が多々ありました。しかし、私が須藤元気さんに興味を持ったのは、須藤さんが瞑想を行う方であるからです。坐禅は広義の瞑想でありますから。

 

最も特記したい個所は以下の具合です。本書より抜粋。

僕も悩みが生じたときには周りの人に口に出して言う。それと、瞑想をする。

瞑想することで無意識の状態を作り出し、思考を止め、脳を落ち着いた状態にするのだ。

いまでも必ず1日に30分ほどは瞑想するようにしている。瞑想することにより「内的対話」を止めることができるからだ。

この表現、日々坐禅をしている私も頷けます。個人個人で感じ方は違うと思いますが、瞑想することで、思考を止めるように意識し、また雑念的な自問自答を止めることに繋がる状態を作り出せるように思います。そして無意識の状態での直感的な判断が正しい答えだったりするように思います。なんだか私と須藤元気さんが似たような感覚を得られたことに嬉しさを感じます。それにしても1日30分の瞑想とは、多忙のほどを想像する須藤さんほどの方でも瞑想の時間を重視される姿勢に、瞑想の大切さを感じます。

 

他、私に刺さった個所をご紹介します。

  • 表現を尖らせていく際に意識しているのは、パレートの法則である。「いわゆる「80対20の法則」。これはつまり、20%の人に理解されれば(中略)80%の人たちを引き寄せることも可能だということだ。
  • そうして、国内に向けたものではなく、最初から海外に向けたことにより、海外から評価され、格闘技のときと同じように逆輸入という形で日本でも活動できるようになったのである。
  • 「遠隔対象性」(中略)人間は対象が遠く離れるほど、それに魅力を感じるというわけだ。西洋のモノマネではなく、世界地図でみれば東の端にある小さな島国の独自の文化があるからこそ、日本独自のサブカルチャーを取り入れるとグローバルな舞台で勝負できるのだ。
  • 「しなくてはいけないこと」ではなく「したいこと」のリストを作る。(中略)自分のしたいことのリストだから、進んでどんどん消化していこうという気持ちになるはずだ。(中略)本当にやりたいことが見えてくるかもしれない。
  • 僕らが取り組むべき課題は、いまという時間にベストを尽くし、いまという瞬間に言い訳を残さないことだ。
  • ネガティブに接することがなければ、相手と同じ振動数ではないので、二度とそういう類の人には出会うこともない
  • いろいろな経験をすることで、「自分が正しい」という見方をしなくなってきた。つまりは、少しづつかも知れないが、エゴを手放すことができるようになってきたのだ。

私も日本の20%の人が坐禅を習慣化すると、残りの80%の人にも波及し、さらに素晴らしい世の中になるのでは?いやなってほしいと願っています。かつて鈴木大拙が海外で禅を普及させ、いつしかスティージョブズ坐禅人となり、逆輸入して日本にちょっとした坐禅ブームが訪れたという経緯も「逆輸入」のように映ります。「したいことリスト」私も実践を始めています。すこしづつ、生活にワクワクを感じてきたように思います。「いまという瞬間にベストを尽くす」「エゴを手放す」、これらはまさしく禅にも通じる考えであり、私も自身の戒めとします。

 

本書が書かれた2012年、いまでも須藤さんは瞑想を続けていらっしゃるのでしょうか。須藤元気さん、今ではなんと国会議員をされていらっしゃいます。プロフィールを見ると、書家、魚屋さん、唎酒師、ソムリエ、防災士…など様々な切り口が出てきます。まさに「やりたい事をすべてやる」を地でいっていますね。凄い。。

 

今回は書籍をご紹介させていただきました。ご興味ありましたらどうぞ。

以上お読みいただきありがとうございました。

Photo by Ruthson Zimmerman on Unsplash

お題「我が家の本棚」

 

 

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