こんにちは。
意外なところで禅や仏教の影響を受けている言葉などをご紹介しています。
今回はこちら。
証券用語で用いられる「三尊天井」
株価などのチャートにおいて高値圏でしばしば見られる形状で、三つの山形を描き、中央の山が最も高くなる形状です。この形状がチャートに現れると、それまでの相場上昇が終息し、以後は下降局面に入るシグナルされています。
この「三尊天井」の名前のは仏像の「三尊像」に由来します。「三尊像」とは中央の仏像と脇侍(左右)2体の仏像による一組の尊像です。3体の像が並んだ様子が3つの山形に見えることから「三尊天井」と呼ばれるようになりました。
この三尊像、様々に種類があります。
・釈迦三尊像…中央に釈迦如来、脇侍に文殊菩薩と普賢菩薩(数タイプのパターンあり)
煩悩が渦巻く証券の世界で用いられる言葉が、仏教に由来している。これは興味深いです。
ちなみに、逆三尊天井となると、これから相場が上向くサインなのだそうです。
以上、意外なところで息づく仏教用語をご紹介しました。
ご参考になりましたら幸いです。
◇参考文献
三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)とは|株式投資大百科