こんにちは。
名著「金持ち父さん貧乏父さん」を、15年ぶりくらいに読み返してみました。
この本は著者のロバート・キヨサキさんを育ててくれた実の父親(貧乏父さん)とお金の知識を教えてくれた友人の父親(金持ち父さん)との考えや行動の違いを通して、ファイナンシャルリテラシーの大切さを説いてくれています。
また「金持ち父さん貧乏父さん」は終始お金のことを書いてあるのではなく、教訓といえる事も教えてくれているお薦めの書籍です。
私なりに、心に響いたポイントを列記します。
- 「それを買うお金がない」と言ってしまうと、頭が働くのをやめてしまう。「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」と自問すれば頭が働きだす。
- 歴史を振り返ってみてもわかるが、偉大なる文明は持てる者と持たざる者のあいだのキャップが大きくなりすぎときに滅びている。
- 資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく。
- お金に関する大きな問題の多くは、ほかの人と同じことをしよう、隣のうちに負けないようにしようとするところから生じる。私たちはときには鏡を見て、恐怖ではなく自分の心に耳を傾ける必要がある。
- 持ち家は投資でも資産でもなく「負債」
- 人生はスポーツジムに行くのとよく似ている。スポーツジムへ通うとき、一番辛いのは「行こう」と決心するときだ。決心さえつけばあとは楽だ。
- 何かが足りないとか何かが必要だと感じたときには、まずそれを人に与えることだ。そうすればあとになって、二倍にも三倍にもなって返ってくる。このことはお金、ほほえみ、愛情、友情などいろいろなことにあてはまる。
「持てる者と持たざる者のギャップが大きくなったら文明が滅びる」これは、まさに現在進行中の出来事に思えますね…そう遠くない将来、何か起こるのでしょうか。
「自分の心に耳を傾ける」とは、禅やマインドフルネスと似ていますね。
スポーツジムのくだりは、こうも言い換えられます。「坐禅会に行くとき一番辛いのは、行こうと決心するときだ。決心さえつけばあとは楽だ。」
私自身、大きく一歩を踏み出す勇気が必要だと、本書を読み返して今思うところです。
著者のロバート・キヨサキさんには愛情を感じます。
たまには過去の本を読み返すのも良いものです。
以上、参考になりましたら幸いです。
2013年に改訂版が出ていました。