こんにちは。
鬼滅の刃、最終巻の感想のつづきです(熱くてすみません…)。
最終巻ではに作者の吾峠呼世春さんが興味深いあとがきを記されています。
(単行本カバーの袖部分です)
あとがきがき
何百年も前の出来事も、その時は今でした。
今の出来事もまた何十年何百年経つと昔話です。
おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんにもみんなと同じ子供の時があり、その時と今は繋がっています。
そしてまた自分も、大きな流れの中では同じように、苦しいことつらいことを乗り越えて歳を重ねていきます。
(中略)
真っ直ぐ前を向いて自分だけの幸せを見つけてくださいね。
吾峠さん、素敵なメッセージありがとうございます!
この素敵なメッセージは、とても禅の思想に合致します。
禅では常に「今ここに集中する」といいます。
人間としてどう生きたらいいのかは「今」をどうとらえるかという事。「今」を問うことは生きている者にしかできない事だから。
常に今の繰り返し。過去でも未来でもなく「今」を生きています。ですから常に「今」を大切に「今ここに集中する」ことが大切だという事なのだそうです。
鬼滅の刃風にいえば、「今ここに全集中、常中」といった具合でしょうか。笑
この「今ここに集中する事」これは坐禅によって体感することができると思います。
坐禅中は足も手も組んだ状態で自由がききません。頭に浮かんだ物事について考える事も捨てていき、今のその状態に留まることしかできないのです。
これにより、集中力が養われるのではないかと、私は思います。(坐禅の感想は体験者によって少しづつ違います)
やはり作者の吾峠さんは、禅思想に傾倒のある方なのでしょうか。
少しでもご興味ありましたら、坐禅のように静かに坐る時間を作っていただければ幸いです。
お読みいただきありがとうございました!
◇参考文献
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