こんにちは。
連日暑さが続きますね。今日は禅宗の一派である曹洞宗を開いた道元禅師の一句をご紹介します。
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷(すず)しかりけり
この句のとても美しい言葉とリズムが好きです。
「四季折々の付き合い方を見出して自然に生きていく、そういう姿勢が理想的で、禅の世界を体現している」
私はこのような意味で捉えています。夏は暑い暑いとばかり言ってしまい、冬になるともう雪はうんざり、などと言ってしまいますが、この句を思い出すと日本の四季をそのまま楽しもうという気にさせられます。
夏は暑さで坐禅しづらいものです。ですので、早朝の坐禅がおススメです。まだ気温が上がらない一日のスタートに坐禅で心身を調えましょう。
似た例でいえば、農家さんも夏場は暑さを避け、早朝や夕方に仕事をするなど対策をされているようですね。
近年の猛暑は辛く、熱中症の危険も伴います。冷房や水分補給の対策を取りながら、それぞれの夏をお楽しみくださいませ。
以上、禅の一句でした。ご参考になりましたら幸いです。