こんにちは。
先日、自宅のトイレを素手で掃除してみました。
❝素手で❞というのは、素手(手袋などしない状態)でトイレブラシを使わず、指や手のひらを便器の中に入れ、ゴシゴシ、キュッキュッと掃除する事です。
これはやはり、とても抵抗があり、覚悟のいる事です。
ひと昔まえ「素手でトイレ掃除するのが良い」と見聞きしてから、14年ほど経っています。それほど、私にとって素手などあり得ないことでした。元来私は潔癖症の気がありますので、その影響も大きいと思います。
そんな私が、いざ素手でトイレ掃除です。手に重曹を付けて便器の中をゴシゴシ擦りはじめました。普段の掃除では落ちていなかったフチの裏の汚れや、ブラシの入りにくい窪みの汚れも指で綺麗に落ちました。そして便器の中の水を手のひらですくって汚れを洗い流しました。
掃除をしている最中から、なぜか達成感やすっきりとした気持ちになり、不思議な感覚を覚えました。また、なぜこんなシンプルな事が今まで出来なかったんだろうという気すらしてきました。トイレ掃除後には手を洗剤で洗いました。
なぜ私が素手でのトイレ掃除に踏み切ったのか。それは、この冬にFXで大敗した事が影響しています。詳しくは先日のブログに掲載しております。「2022FXの反省」にて。
懸命に働いて稼いだ大切なお金を、世間の情報を信じてFXに投じ、不測の事態で瞬く間に溶かしてしまった状況を大きく反省し、その自責の念を形にする為です。
「頑固な人間ほどトイレ掃除をしろ」「開運には素手で掃除しろ」などと見聞きした事もあり、愚かな自分を変える為とも考えています。
また、禅寺ではトイレを東司(とうす)と呼び、不浄を清める烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)をお祀りし、大切にしています。ですから、坐禅人の私がトイレ掃除を大切にする事は、考えてみれば自然な事でもあると思います。
「投機でお金を溶かしてしまったから、反省してトイレを素手で掃除した」
この顛末は、生涯忘れないでしょう。むしろ、今後の教訓として胸に刻まれたとしたら、やがて大きなプラスとなるでしょう。
ちなみに、今のところは自宅のトイレでの素手洗いがやっとです。人様のトイレや公共のトイレはどう考えてもまだまだ抵抗があります。
大掃除のタイミングでもありますし、あなたも思い切って素手でトイレ掃除を始めるなら、今すぐかもしれません。かなり抵抗がありますが、少しは気持ちに変化があると思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。