こんにちは。
ビジュアルな楽しさのある神様たちのユニット「七福神」。
日本、中国、インドの神仏で構成されている、なんとも彩り豊かな組み合わせです。
その中で「布袋(ほてい)」だけはなんと実在の人物なのだそうです。さらには、禅僧だったというから私にとっては興味深い事実です。下の画像が布袋です。
生年不詳~900年頃まで生存されていた唐から明の時代にかけての契此(かいし)という人物で、特定の寺も特定の住居も持たず、人々に施しする大きな袋を持っていて、子供達からとても人気だったそうです。弥勒菩薩の化身であるともいわれています。
その人となりやふっくらとした姿から、縁起物として親しまれるようになり「布袋」とも「布袋尊(ほていそん)」とも呼ばれます。「家庭円満」「笑門来福」の功徳があるとされているそうで、確かに満面の笑みをたたえたお顔を拝見すると、幸せの感情が湧きおこります。
さて七福神、他の神仏は以下の組み合わせとなっています。
- 恵比寿…商売繁盛、豊漁、除災招福 など
- 大黒天…五穀豊穣、子孫繁栄 など
- 毘沙門天…大願成就、厄除開運 など
- 弁財天…恋愛成就、学問、芸能
- 福禄寿…長寿
- 寿老人…無病息災、長寿
調べるとだんだんと楽しくなってくる、そんな魅力を七福神に感じます。
今回は、少し身近にある禅のエッセンスをご紹介させていただきました。私も経験はないのですが、長期休みなどに、七福神めぐりなど行うというのも楽しいように思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。