こんにちは。
先日、京都の鈴虫寺に行ってきました。鈴虫寺というは通称で、正式には華厳時(けごんじ)という禅宗のお寺。
鈴虫の音色が美しいということで鈴虫寺と呼ばれるようになったとか。
さて、なぜ私がこの鈴虫寺へ行ったか。それは、かのゲッターズ飯田さんが、鈴虫寺でお願い事をすると願いが叶うとラジオで教えてくれたから。
さらに詳しく説明しますと、
- まず鈴虫寺で説法を拝聴します。
- それから御守りをいただきます。
- 最後にお寺の山門を出てすぐのところにいらっしゃるお地蔵様にお願い事をします。
するとありがたい事に願いを叶えて下さる。というものです。
現地の様子
さて、私が訪問したのは初夏の平日、山門へと続く階段の一番下まで、訪問客による長蛇の列ができていました。ともあれ、次の説法には間に合う順番でした。
階段下の脇あたりに、立て看板で「六方礼拝」なる教えが表示されていました。(画像なし)。こちらについては後述します。
しばらくして列が進み、階段を登り始めます。お参りを終えた前の会の方たちと細い通路をすれ違いながら、お寺は密集状態でした。山門を通る際、あのお地蔵様もお目にかかりました。そしてそぞろに進み靴を脱ぎ、広間へ案内されました。私の回でだいたい100人ほどの訪問客がいたように思います。さて、室内は鈴虫の音色が美しく響き渡っていました。いくつもの虫籠にいる鈴虫、その数なんと約3000匹なんだそうです。しかも、本来は夏場だけの鈴虫を年中にわたって飼うために、一年中エアコンで室温を一定に保っているという凄さで、まさに鈴虫寺…。
説法の内容
さて、説法の内容です。
禅寺で説法とはいっても、まったく堅苦しくなく、関西弁のお坊さんがやや落語のように冗談をふまえながらお話をされていました。
「滋粛陽静」(じしゅくようせい)という造語の四文字熟語について
コ〇ナ渦の 自粛要請 からの、コ〇ナ明けの 滋粛陽静 へ
「滋」…いつくしむ。目下の人、立場の弱い人への慈しみを大切にしよう。
「粛」…つつしんで物事を行うようにしましょう。
「陽」…太陽。忘れていたマスクの下の笑顔を取り戻し、明るくいきましょう。
「静」…静かに内省する時間が大切。
お茶菓子
従来であればお茶とお茶菓子が出るそうなのですが、コ〇ナの影響でお茶を出すのを控えているそうで、鈴虫寺オリジナルのお茶菓子を懐紙に包んで持ち帰りました。
食べる前に写真を撮ればよかったのですが、、、包み紙の写真です。すみません。
御守りをいただく
説法が終わり、出口に向かう途中の廊下で御守りをいただきました。
この御守りはお地蔵様の前でお願い事をする際に手に持つ。自分の住所と名前を心の中で伝える。その後、財布などに入れていつも持ち歩く。などの説明がありました。
美しい庭の小路を通っての帰り道
よくお手入れされた、緑豊かなお庭です。大勢の人が来られるのですが、道が狭く、皆一列で通るくらいの幅しかありません。狭くややくねくねと曲がった道は少しワクワクした感覚を覚えました。私が訪問した日は雨だったので、あまりのんびりと庭を鑑賞しなかったのですが、お天気が良ければ、もう少しゆっくりお庭を拝見したでしょう。
お地蔵様
山門をくぐり、実際にお地蔵様と対峙しました。写真は失礼にあたると思い、撮影していません。こちらのお地蔵様は他にはなく、わらじを履いておられます。それゆえに、祈願者の元に出かけて、願いを叶えてくださるというものです。先ほどの説法でお伺いしたように、御守りを手に挟み、静かにお参りをさせていただきました。
六方礼拝
階段下の脇あたりで見た立て看板「六方礼拝」。なんて書いてあるだろうと思いつつ、列から外れると面倒なことになると思って、お参りを終えてから立て看板を確認しようと思っていたのですが、見事に忘れてしまいました。気になって調べてみたら、鈴虫寺の関連ページに掲載してありました。
六方礼拝
「朝、起床したら、東西南北上下(六方)に向かって手を合わせてお参りする」
東方
親は子供に対し、子は親に対し感謝する
南方
先生は生徒に対し、生徒は先生に対し感謝する
西方
夫は妻に対し、妻は夫に対し感謝し感謝する
北方
友達は互いに感謝し合あう
下方
主は労働者に対して、労働者は主に対して感謝する
上方
宗教者は信者に対して、信者は宗教者に対して感謝する
今回の費用
・説法 500円
・御守り 300円(1枚につき)
・駐車料金 500円
ちなみに、山門の階段を降りた向かいに茶屋があり、ちょっとした軽食もできるようでした。
以上、京都旅行の一コマでした。行かれる方はご参考になりましたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました!