こんにちは。
坐禅をしている最中、辛くなってもじっと我慢しないといけないとお思いかもしれませんが、意外とそうではありません。
私がお世話になっている禅寺の和尚さんはこう言われています。「坐禅中に坐る位置を変えたかったら動いてもいい、顔が痒くなったら掻けばいい、脚がつらくなったら組みなおしてもいい。」どうやら坐禅が始まったら終わるまではピクリとも動かないようにしないといけないというのは、思い込みのようです。とはいっても、実際に禅寺で修行中の雲水(うんすい:修行僧)の方の場合は厳しいのかもしれませんが。
ただ、やはり僧侶ではない一般人が坐禅を組むにあたっては、それほど縛りが厳しくないでしょう。
ですから、坐禅中に辛くなったら、いったん中断して体勢を変えたり、あるいはその日はやめてしまっても構わないと思います。
私も日頃、坐禅中にさほど無理はしていません。
そう考えると、すこし気軽に坐禅を続けられると思います。
辛いものは継続しづらいですから。
これから坐禅を始めようとされている方も、既に坐禅をしていらっしゃる方も、御参考になりましたら幸いです。