こんにちは。
「色即是空 空即是色(しきそうくぜくうくうそくぜしき)」という言葉を聞いたことがある方やなんとなく知っているという方は多いと思います。これは禅宗の教えを表現した禅語で、深い哲学的な内容を持っています。
「色即是空」は、「物質的な形や姿は実は空であり、実体を持たない」という意味です。私たちが見たり触れたりする物質世界は、常に変化し、終わりがあります。それゆえ、その実体は本質的には存在しないのです。
一方、「空即是色」は、「空は実は色となりうる」ということを示しています。空とは、無限の潜在能力を持つ存在であり、その潜在力が具現化することで、色や形を持った現象が生まれるのです。言い換えれば、物質世界の現象は、本来的には空の表現であり、空の一部として存在しているのです。
この禅語が表現するのは、私たちが通常感じている物質世界というのは、一時的な現象であって、その実体は空であるということです。私たちが執着し、欲望や苦しみを抱えるのは、この仮想的な実体に対する執着から生じるものです。
しかし、禅の考え方や坐禅は、この禅語の教えを通じて、私たちが物質世界に執着することから解放されることを促します。
さて、坐禅は、心を静め、思考や感情の乱れを鎮めるための瞑想の一形態です。坐禅を行うことで、私たちは物質世界に囚われず、本来の自己とつながることができるとされています。坐禅は、心を浄化し、内なる平穏と安定を養う助けにもなると思います。また、坐禅を通じて、我々の心が常に変化し続けることを理解することが、執着や欲望からの解き放つことにも繋がる可能性があります。
坐禅の実践は、日常生活においても素敵な変化を起こしてくれるでしょう。坐禅を行った後に、心を静めた状態を持ちながら日常の活動に復帰することで、より集中力を高め、心地よい状態を保つことができるといわれます。
立ち戻りまして、禅語「色即是空 空即是色」は、物質世界の仮の実体性を示し、禅や坐禅の実践を通じて我々が執着から解放され、内なる平穏や洞察を得ることができるという教えです。
とまあ、少し難しい内容で申し訳ありません。かくいう私はお金に執着している人間ですので、偉そうな事はいえない旨を付け加えさせていいただきます。。。
坐禅は知識の有無に関係なく、誰にでも心の安定と成長をもたらす貴重な実践です。日常生活での忙しさやストレスに悩まされている人々にとって、禅や坐禅は心のオアシスとなり、穏やかな幸福を追求する手段となるでしょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。