こんにちは。
数年前に禅寺のご住職から「曹洞宗日課経大全」という経本をいただきました。これはおそらく多くの家の仏壇に入っているお経の本であり、その曹洞宗版です。般若心経や観音経など50項目ほどのお経などが書かれており、かつ全て難しい漢字の羅列であるため、これまでほとんど開くことがありませんでした。
それが、つい最近ふと手に取って眺めていると「坐禅の十徳」なる項目があるのを発見しました。お寺さんからは、坐禅はあまり効果を期待してやるものではないと言われていましたが、ちゃんと経本に書いてあるんだな…。など思うところです。この「坐禅の十徳」をご興味のある方と共有させていただいても良いと思い、下記に記載させていただきます。
以下、引用です。
坐禅の十徳
一、邪念が起こらぬ
二、慈悲心が起こる
三、外誘を受けぬ(安易に誘いに乗らない)
四、物に拘らなぬ(執着がなくなる)
五、智慧が出る
六、五官が静まる(全ての感覚が穏やかになる)
七、忍耐力が出る
八、心が清くなる
九、物に驚かぬ
十、信仰が深まる
*()内は私の補足文です。
これは私も坐禅をする身として、いくつも当てはまる点を感じます。今までこの「坐禅の十徳」を知らずに坐禅を行っていましたが、私の場合はむしろ後から知って良かったかもしれません。先入観があると、自身の純粋な主観で坐禅の効果を感じにくかったかもしれなかったです。
ちなみに、この、経本「曹洞宗日課経大全」。なんと初版が昭和十五年となっています。戦前から今日に至るまで、何度も重版を重ねていらっしゃるようです。古からの教えにブレがない証拠ですね。
さて、今回で私の記事投稿も200件を超えました。日頃目を通していただいている皆さま、偶然にも私の記事に出会っていただいた皆様、ありがとうございます!
経本に坐禅の効果が記載してあるということが分かり、これからもしっかりと坐禅の良さをお伝えしていきたいと考えている次第です。
ぜひあなたも坐禅してみてください。あなたの未来がハッピーになりますように!
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