坐禅で貯金2000万

坐禅を始めて貯金がみるみる増えていく。実体験を様々にお伝えします。

映画紹介「シャンティ・デイズ 365日、幸せな呼吸」道端ジェシカ、門脇麦

こんにちは。

映画紹介です。

「シャンティ・デイズ 365日、幸せな呼吸」2014公開

出演:門脇麦、道端ジェシカ、村上淳ディーン・フジオカ葉山奨之石田ニコル

 

◇あらすじamazonより引用)

[内容解説]
ココロもカラダも元気になれるヒントがつまっている! 日本初、体感型ヨガ・ムービー!
<STORY>
青森から来た田舎娘と東京で活躍するトップモデル。
まったく接点のない二人を結びつけたのは、ヨガだった。

青森から上京してきた本沢海空(みく)は、テレビで見かけたトップモデル兼ヨガインストラクターKUMIの美しさに憧れ、
彼女のヨガレッスンに通いはじめる。ストーカーのようにつきまとう海空にKUMIはペースを乱されまくるが、
海空の屈託のなさは、大都会で一人隙を見せずに頑張ってきたKUMIの心を溶かしていく。
海空はKUMIに友達のぬくもりを、そしてKUMIは海空にヨガとファッションを教え、いつしか二人はかけがえのない友達に。
しかし、そんな矢先に頑張りすぎたKUMIが倒れてしまう--。

 

こちらの映画、ヨガや瞑想をテーマとしていますが、かといってとても自然にコメディー要素がある中で友情を描いています。メッセージ性が強いなど堅苦しい要素はなく、さらりとした印象です。ですので、ヨガを抜きにしても気軽に楽しめる映画だと思います。

 

◇予告編のリンク:youtube

www.youtube.com

 

主人公が気持ちと体を調えるためにヨガの呼吸を行うシーンは、私も行っている坐禅とまったく同じだと思いました。もともと坐禅はヨガの要素がもとになっているのですから、当然といえばそれまでですが。

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主演の一人、MIKU役の道端ジェシカさんは、長年ヨガと瞑想を実践しており、実生活でも瞑想によってメンタルケアや生活のリズムを整えていらっしゃるそうです。こう知ると道端さんのシーンはリアリティが感じられると思います。

門脇麦さん、不思議な存在感をもった女優さんだと思います。こちらの映画では、見事な田舎娘になりきり、笑いを誘います。そんな冴えない田舎娘の海空(門脇麦)が日々のヨガや呼吸法を通して素敵に変化していく様に、みているこちらも嬉しくなりました。

ぜひお気軽にご覧になってみてください。

 

以上、皆さまが瞑想や坐禅をするきっかけになればと思い紹介させていただきました。

ご参考になれば幸いです。

 

 

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お題「ゆっくり見たい映画」

サイレント映画は「禅」の境地

こんにちは。

最近は家でネット配信映画を見る事が多いです。映画好きの私にとっては、濃密な映画月間となっています。

 

さて、おススメの映画を紹介させていただきます。

チャップリン「街の灯」(City Lights) 1931(米)コメディ・ロマンス

 

◇あらすじ

浮浪者のチャップリンが貧しい盲目の花売り娘に恋をします。盲目の娘はチャップリンの事をたまたまその場にいたタクシーのお金持ちだと勘違いしてしまいます。チャップリンはその夜、自殺しようとしていた酔ったお金持ちの紳士を助けます。お金持ちの紳士はチャップリンを親友として迎えますが、なんと酔いが覚めるとチャップリンの事を忘れてしまいます。盲目の花売り娘と親交を深める日々の中、娘が家賃の滞納により立ち退きを迫られる事態が起こります。チャップリンは娘の為にお金を工面しようと、仕事を始めたり、ボクシングの試合に出たり、ドタバタの喜劇を演じます。ドタバタの末、結局チャップリンはまったくお金を工面できません。そこでまた、お金持ち紳士が酔った状態で登場。チャップリンを家に招き入れ、花売り娘の為に大金を渡してくれました。しかし、紳士の家に居合わせた泥棒が紳士を殴って気絶させた挙句、なぜか警察を呼んで逃亡。気を取り戻した紳士は酔いから覚め、チャップリンの事を覚えておらず、チャップリンは警察に疑われます。ドタバタ喜劇でスルリと逃げたチャップリンは、娘のもとへ急ぎ、大金を渡して去りました。このお金で目も治すようにと。チャップリンはその直後に警察に無実の罪で捕まってしまいます。

数年後、出所したチャップリンは、街であの娘に再会します。チャップリンからもらったお金で目を手術し見えるようになった娘は自分の花屋も構え、活発に仕事をしていました。しかし娘は目の前の浮浪者がまさかあの恩人だと知りません。その時…。

 

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Engin AkyurtによるPixabayからの画像

あらすじが長くなってしまってすみません。。。

サイレント映画は、声の出ない時代の映画です。加えてモノクロ映画の時代です。カメラワークも今ほどアクティブではありません。そのため、役者の動きや表情、間の取り方を絶妙に工夫して伝える必要があります。

ミニマムな要素をとことん追求して、多彩な物語を作り出す。そんなサイレント映画に「禅」の心境に近いものを感じます。まるで枯山水のミニマムな庭のあり様から宇宙に思いを馳せるようです。

 

この「街の灯」で驚嘆するシーンは、花売り娘がチャップリンをお金持ちだと勘違いしたシーンです。チャップリンのすぐ近でタクシーのドアの閉まる音がした事で、娘がチャップリンをお金持ちだと勘違いするのです。なんと功名なアイデアでしょうか!チャップリンはこの演出を絞り出すのに相当な生みの苦しみをしたそうです。

そして、感動的なラストシーンの、とある演出によって、娘は目の前の浮浪者があの時の恩人であることを悟ります。

 チャップリンファンの私は、おススメしたい作品が他にもありますが、この名作は特におススメです。

以上、ご参考になりましたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像


お題「#おうち時間

映画紹介「ビルマの竪琴」市川崑 監督

こんにちは。おススメの映画をご紹介します。

映画「ビルマの竪琴

1956年

あらすじ(ちょっとネタバレかもしれません)。1945年のビルマ(現ミャンマー)にて。敗戦となった後も現地で行軍の続ける日本軍。ある日、小隊の一員である上島上等兵が何故かいっこうに帰らず、行方不明となってしまいます。小隊の仲間たちが心配する日々がただただ過ぎていきました。そんな折、水島が現地の僧侶になっているという事が分かります。水島が現地で僧侶となった理由、それは、現地で亡くなった日本兵、外国兵、現地人の供養をしていく為でした。やがて日本軍はビルマを離れ帰国する事になったのですが…

 

映画の中で、水島が在籍する小隊が苦しい行軍を進める中、元気に歌を歌いながら行軍を続ける姿が素敵です。映画の題名にもなっている「竪琴」は歌の場面や行方不明の水島の足跡をたどる場面で鍵になってきます。そして、ラストシーンが感動を誘います。戦後から約10年後に作られた作品だからこそ、戦争に対してのリアルな感覚が伝わってきました。制作陣、俳優陣、皆さんそれぞれの立場で戦争を経験されておられるという事だと察します。近年の戦時映画とは全く違う現実味を感じました。ちなみに、この「ビルマの竪琴」カラー映画の時代になってから同監督にて再度制作されているのですが、私はこちらのモノクロ映画に良さを感じました。

 

小噺ですが、劇中で小隊長役の三國連太郎さん、とても若い頃でして、息子である俳優の佐藤浩市さんと似ていました。やはり親子ですね。

 

「禅」と直接関連は低いかとは思いますが、仏教的なつながりの名作として紹介させていただきます。

 以上、ご参考になりましたら幸いです。

 

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映画紹介「ファンシイ ダンス」本木雅弘、鈴木保奈美、彦摩呂

こんにちは。おススメの映画をご紹介します。

映画「ファンシイダンス」

1989年

 

都会暮らしの若者が実家のお寺を継ぐ為に、禅宗の本山で修行する日々を綴ったコメディ映画です。厳しい修行の目を盗んでは、隠れて菓子をむさぼったり、こっそりフライドチキンを食べたり、こっそりお寺を抜け出して町のキャバクラに飲みに行ったり、ラストシーンでは重要な法要の席で恋人とキスシーンまで登場する。とてもありえない内容です 笑。主演の本木さんみたいに、オシャレな都会生活をしてきたのに、嫌々1年間の修行をする、そんな人もいそうだなぁと思います。とにかくかなり面白かったです!そして30年前の彦摩呂さん、若くて細くて誰かわからない…諸行無常(笑)。またコメディではありつつ、禅寺での作法や修行内容についてひととおりの解説があり、笑いの中にしっかり学習がありました!

 

ひとつ裏話です。私がお世話になっている禅僧の方の記憶によると、映画「ファンシーダンス」は人気が出たので続編の話もあったのだが、映画であまりにもお寺を茶化しすぎた内容だったため、お寺から続編の許可が出なかったというのです。後日談も含めてコメディーですね!

 

とにもかくにも「禅」に興味のある方であればぜひぜひおススメしたい映画です。

 以上、ご参考になりましたら幸いです。

 

瀬戸内寂聴さん「法話の会」に行った話

今週のお題「激レア体験」

2018年の事、瀬戸内寂聴さんのお寺、「寂庵」で開催されている「法話の会」に参加してきました。

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法話の会」では寂聴さんの教えというべきお話を直接お顔の見える距離で聞くことができました。寂聴さんはお話がとても面白く、会場が笑いに包まれる場面が何度もありました。いくつかその時のお話を列記してみます。

  • 世の中はどんどん変わっていく。これを「諸行無常」という。若い者が分からんと言っていないで、孫の考え方に合わせたほうが良い。
  • 最近は不倫の話題が多い。不倫がなかったら世界の様々な小説、芸術が出てこない。源氏物語だってそう 笑。
  • 道徳は人の作ったもの。時代時代で変わるもの。
  • なぜ私が51歳にもなってわざわざ出家したのか?それは私にもわからない。更年期障害?笑(ご本人談)
  • 「ひとりを慎む事」が大切…人間はひとりで居るときは人の悪口をいったり、誰も見てないと思って悪いことするもの。たとえ誰かに見られても恥ずかしく無いように生きる。
  • 私は極楽に行くのが退屈だと思っている 笑
  • どんなにつらい事があっても自殺はやめましょう。自殺は殺人です。
  • いつも自分自身を楽しくする事が大切。笑いが大切。
  • うつ病の人は自分に自信を無くしている。とにかく褒めてあげることが大切。
  • (会場の男性に対して)写経をするようになったという事は、仏教が縁をつけてくれたという事。写経をすることで救われますよ。
  • 青春時代は革命をしないといけない。青春は革命よ。
  • Q.怒りを抑えるにはどうしたらよいか?(39歳男性からの質問)→A.若いんだから怒ればいい。遠慮することない。嫌がられるかもしれないけど、かえって信頼できる。
  • Q.家族が長年病気で、どうしてあげたらよいか?→A.十分やさしさを与えてあげている。それだけでも十分癒してあげている。

 

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私が寂聴さんファンになった経緯。それは、何年も前にyoutubeで何気なく発見した、寂聴さんの人生相談動画を見てからです(youtubeで「瀬戸内寂聴」と検索したら多くヒットします)。様々な相談の中、道を外れた恋の相談にも適格に言葉を選んで助言をされていました。寂聴さんの助言が素晴らしく、なぜ僧侶である人が道を外れた恋の相談にあれほど適格な返答ができるのか、とても不思議に思いました(当時は寂聴さんの事をほとんど知りませんでした)。それから、寂聴さんの経歴を調べたり、寂聴さんが現代語訳された「源氏物語」を読んだり、寂聴さんを題材にしたという映画「夏の終わり」を見るなどしました。やはり波乱の人生を過ごして来られた方でした。破天荒とも思える経験を経て、そこから得た学びを他者への教えにされる寂聴さんに、ますます魅力を感じました。

現在御年97歳、まだまだお元気でご活躍していただきたいお方です。

 

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この「法話の会」、基本毎月1回、瀬戸内寂聴さんのお寺である「寂庵」で開催されており、どなたでも参加できるものです。往復はがきで参加申し込みをするのですが、毎回1000件を優に超える申し込みがあるそうです。会場は150人程度しか入れないので、なかなか当選しません。私は3年くらい往復はがきを出しつづけてようやく当選しました(ご縁がつきました)。このような具合ですが、ご興味のある方はどうぞチャレンジしてみてください。

 

瀬戸内寂聴さん、寂庵のHPです。残念ながら今は新型コロナの影響で法話の会が中止になってしまっています。

www.jakuan.jp

 ◇瀬戸内寂聴さんの半自伝小説といわれる作品です。

映画「夏の終わり」2012年 予告編(youtube)

映画紹介「ブッダ」手塚治虫

こんにちは。おススメの映画をご紹介します。

手塚治虫の「ブッダ

声の出演:吉岡秀隆堺雅人吉永小百合松山ケンイチ ほか

 

第1部 赤い砂漠よ!美しく 2011年

言わずと知れた手塚治虫の名作「ブッダ」をアニメーションで復活させた映画です。

原作マンガの絵とはだいぶ雰囲気が違い、当世風にアレンジされているようです。

ストーリーは2500年前のインド。ブッダの誕生、ブッダはなぜ王子としての暮らしを捨て、修行の旅に入っていったのか。個性豊かな登場人物の数奇な運命や関わりともに描かれています。

私は原作マンガのブッダが好きなので、この映画も興味をもって鑑賞しました。評価に賛否があるようですが、私的には原作の良さを裏切るアニメーションだとは思いませんでした。アニメーションのほうが、少し内容が分かりやすく作られているように思います。

仏教という固いテーマですが、そこはあくまでアニメーションとして、また手塚作品として、大人も子供も楽しめる作品に仕上がっていると思います。小さいお子さんには少し難しいかもしれません。 

第2部 終わりなき旅 2014年

それにしても、この映画「ブッダ」、❝3部作❞として発表されているのですが、今のところ2部までしか作られていません。第2部が公開されてからはや6年経ちます。

数年前にご縁があり、手塚プロダクションの人に、ブッダの続編制作(第3部)はどうなったかお伺いしたのですが、あっさりと「ああ。あれは、もうやらないですよ。」とのお返事。なかなか残念です。。。いたしかたない事情のようです。

とにもかくにも、私のブログのテーマである「禅」に興味のある方であればぜひぜひおススメしたい映画です。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。

 

映画紹介【禅 ZEN】中村勘太郎, 内田有紀, 藤原竜也 ほか

こんにちは。映画のご紹介です。

禅 zen

舞台は約750年前の鎌倉時代

日本に禅を教えた道元禅師の生涯を題材にした映画です。

修行はただただ坐ること。誰の中にも仏はある。

道元禅師がどうやって禅にたどりついたのか、どうやって人々を救っていったのか、どういう経緯で京から遠く福井の山奥に永平寺を建立したか、などなど映画の中で語られています。

 

映画の中で坐禅シーンが何度もありますが、主演の中村勘太郎さんが、とても基本に忠実に坐禅をしておられます。坐禅の姿勢もとても綺麗で参考になります。おそらくかなり練習されたのでしょう。

 

「禅」と聞くと、難しい題材に思われるかもしれませんが、とても分かりやすい作品だと思います。道元禅師や周りの人間との関わりをドラマとして描いており、素直に楽しめました。

これから禅や坐禅を知りたい方にはぴったりの入門的映画といえると思います。

 

映画を見た後に永平寺へ訪問してみたり、お近くのお寺の坐禅会に参加されたら、より感動が高まるかもしれません。

 

ご自宅での生活を有意義に過ごしていただきたい作品です。

以上、ご参考にしていただけましたら幸いです。

 

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坐禅ができるお寺の探し方 - 坐禅で貯金1000万

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Tuan Nguyen KhacによるPixabayからの画像

 

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