こんにちは。
今回は映画の一節からの話題です。
映画「もののけ姫」の名言
「曇りなき眼(まなこ)で見定め、決める。」
この言葉は、アシタカがエボシとの会話で「つぶての秘密を調べてどうするのか」と問われた時の返答です。
村を守る為、祟り神から呪いを受けてしまったアシタカ。腕に不気味な呪いのアザを持ってしまいました。アシタカは呪いを自分一人で被る為に村と離別し、祟り神を生んでしまった原因や呪いの訳を探す旅に出ます。祟り神の亡骸から現れた鉄のつぶてがその謎を解くたった一つの手がかりでした。
この「曇りなき眼で見定め、決める。」という事は、坐禅によって幾分か養うことのできるものだと思います。
坐禅においては、姿勢と呼吸を調え、とにかく頭に浮かぶ考えを捨てていく作業です。様々な思惑を捨てていった時、ふと自分の中に小さな気づきが得られる事があります。というのは私個人の感覚ですが、坐禅をされる方々のご意見には、私とおなじような気づきが存在する例が見受けられるようです。そもそも釈迦も坐禅によって「悟り」という気づきを得られました。
坐禅によってごちゃごちゃとした様々な考えを捨てることは、思考の整理になりますし、物事の本質を直感的に理解する感性を養うことにもなると思います。
一般的に人は、立場、年齢、性別、外見、先入観、虚栄心、恐れなど、様々なフィルターをとおして物事を見てしまします。フィルターで曇った眼では、適切に物事を見定めることに支障があるでしょう。坐禅によってフィルターを外した眼に近づけることは、生きるうえでの財産になるように思います。
かくいう私ですが、時に見誤りもするので、完璧な人間という訳ではありません。。。ですから「曇りなき眼で見定め、決める。」という言葉は自戒でもあります。
また、映画「もののけ姫」には他にも記憶に残る名言があります。
・「そなたの中には夜叉がいる」アシタカ
・「天地の間にある全てのものを欲するは、人の業というものだ」ジコ坊
・「好きなところへ行き、好きに生きな」サン
ちなみに、もともとは「アシタカ𦻙記(せっき)」というタイトルのお話だったとか。プロデューサー側が最終的に商業的な観点で「もののけ姫」というタイトルに決定したそうです。確かに内容的にはアシタカが主人公ですものね。
映画の話題でしたが、やはり坐禅はおすすめです。1日数分でもいいと思うので、静かに坐る習慣はきっとあなたの生活のプラスになると思っています。
お読みいただきありがとうございました。
【送料無料】もののけ姫/アニメーション[DVD]【返品種別A】
- 価格: 4549 円
- 楽天で詳細を見る