こんにちは。
私たちが普段何気なく使う「道具」という言葉の起源、実は仏教修行に用いる仏具や衣装に対して使われる言葉です。
浄土真宗大辞典によると次のとおり 道具 - 新纂浄土宗大辞典
どうぐ/道具
仏教修行のための仏具をいう。僧侶が身につけたり持参したりするもの。三衣一鉢(さんねいっぱつ)、六物(ろくもつ)、などの必需品をいう。また、広く僧侶の所持品をいう。密教では修法に用いる鈷(こ)などの法具をいう。転じて、一般の器具をもいう。『翼賛』四五には、「道具とは、今時世出世の具に通じていえども、本は仏具を云うなり」(浄全一六・六三三下)とある。
禅宗寺院では、身の回りの様々な道具を両手で大切に扱うのだそうです。
こう知ると、ほんの少し身の回りの様々な道具を大切に扱わないといけない気になります。
普段使っている言葉が、実は仏教用語や禅語だという場合が結構あります。日常生活に溶け込んでいると知るとなんだか「禅」が身近に感じるように思います。
以上、ご参考になりましたら幸いです。