坐禅で貯金2000万

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「福に憑かれた男」を読んで

参考になった書籍をご紹介します。

 

「福に憑かれた男」人生を変える3つの習慣 喜多川泰

 

2008年初版の本ですが、どうやら隠れた名作として広まり、近年では舞台演劇にもなっています。

物語のあらすじを軽くご説明します。

 

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突然他界してしまった父の跡を継ぎ、書店を始めた若き主人公「修三」。

さらに店舗拡大する希望を抱いて書店を経営するが、客足が減ったり、近隣に大型書店が出店するなどの厳しい状況が続き、希望を打ち砕かれた修三はついには閉店しようと考えるようになった。修三にとっては苦しい状況だが、実はそれもこれも福の神のしわざだった。

そんなある日、修三の店にひとりの老人が現れ、修三にもっとお客に声をかけて、その人の生き方にぴったりの本を勧めるように忠告する。お客の身になり本を勧めるうち、だんだんと客足も増え、さらに修三は自身の使命に気が付いていく━━。

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物語として描かれていますが、なかなか胸を打つというか、核心を突いたような内容なのです。そうした意味で学習にもなっています。

本書の中で私なりのポイントをいくつかをご紹介します。

 

福の神がとり憑くことができる人の条件

「人知れずいいことを繰り返し、その量が一定値を超えた人」

「他人の成功を心から応援、祝福し、その量が一定値を超えた人」

「すべての人を愛することができる人」

 

本書からの引用

「僕が考えなければならないのは、どうやって成功するかではない。どうして成功しなければならないのかだ。仕事だって同じだ。どうやってお金を儲けるかではない。どうしてお金を儲けなければならないのかだ」

 

すべては本当の夢を実現するための手段でしかないのです。

 どうしても達成したい夢がある。そのためには大きな家が必要である。

 どうしても達成したい夢がある。そのためには自分で会社を創る必要がある。

 どうしても達成したい夢がある。そのためにはある特定の職業に就く必要がある。

 どうしても達成したい夢がある。そのためにはお金が必要である。

 

「そう、僕は本を売りたいのではない。僕が出会った人の人生を応援したいんだ!」

 

思ったような結果が得られなかったとしても、自分の使命に向かって前進する聞き方を続けることができる人でなければ、その使命を全うする生き方なんてできるはずがありません。

 

本書からの引用

たとえば、『この本が何冊売れればいくら儲かる』とか『お客さんが三倍増えれば、三倍儲かるのに』なんて考えて、集客を増やしたり、買わせるような飾りつけを考えたりすることが仕事に変わっていってしまう。でもそれは、自分が儲かることを考えたやり方で、放っておくとどんどん自分のことしか考えなくなる可能性がある。

ところが君のやっていることは、まったく逆だ。まず、その人に興味を持つ。その人のことを本当に大切に思う気持ちを君の中に創ろうとしている。その上でその人にぴったりの本を紹介しようとしている。

 

ざっと、私が感銘を受けた箇所を取り上げました。話の流れの説明が無いので良くわからないかもしれず、申し訳ありません。

本書がじわじわとしたファンを集めていることに頷けます。

さて私は私自身の使命に気付けているのか。自問自答してしまいます。

 

世の中のみんなが上記の福の神がとり憑く条件を備えていたなら、おそらく世界は今よりもずっと平和でしょう。ひとりひとりの心の持ちようが大切だと、再確認しています。

 

以上、書籍のご紹介でした。ご参考になりましたら幸いです。

UnsplashのMalvestidaが撮影した写真

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