こんにちは。禅の世界に親しむうえで参考になった本を紹介させていただきます。
シンプルなことほど、奥が深い。所作が導く、美しく幸せな時間。人生を深めるヒント68。
本書での「所作」とは姿勢や立ち振る舞いという意味以外に、心の持ち方や考え方にも及んでいます。本の中のいくつかを簡単にご紹介します。
- 姿勢はあらゆる所作の基本、姿勢が呼吸にも声にも大きく影響している。そして心にも自信をもたらす。
- 姿勢は美しさの源泉
- まずは背筋をシャキッと伸ばす
- 人を相手にせず、天を相手にせよ
- 成否を分けるのは「運」や「ツキ」などではない。準備をしているかいないか。つまり「因」をととのえているかいないか。「善因善果」「悪因悪果」。
- 道元禅師「生きるとはどういう事なのか、死をどう捉えそれをどのように受け入れたらいいのかを見つける為に修行はある」
- 一流に触れると、それだけで心の琴線が震える。心が清々しくなる。
- 怒りを柳に風とばかりに、さらりと受け流すのが所作としては上等でかつ美しい。
私は本書を読むまで、あまり姿勢というものを意識して生きてこなかったと気づかされました。現在はとにかく、気が付いたら背筋を伸ばすように心がけています。
著者である枡野俊明さんは禅僧で、禅にまつわる書籍を多く書かれている方です。いつも分かりやすく読みやすく禅の考え方を教えてくださっています。
ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。
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