こんにちは。
今回は、徳川家康が子孫に残した遺訓をご紹介します。
人の一生は重荷を負ひて遠き道をゆくが如し いそぐべからず
不自由を常とおもへば不足なし
こころに望みおこらば困窮したる時を思ひ出いだすべし
堪忍は無事長久のもと
いかりは敵と思へ
勝つ事ことばかり知りて負くる事をしらざれば害其その身にいたる
おのれを責せめて人をせむるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり
とても人格者たる内容だと思います。
確かに、急いでも、怒っても、人を責めても、だいたい良い結果にならない事や、後味の良くない場合があるように思います。
常に急がない、望まない、怒らない、人を責めない…もはや聖人でしょうか。煩悩だらけの私などはとても及びません。
ただ、これらの事は幾分か坐禅によって養われると、やはり思います。
坐禅は背筋を正して坐り、呼吸を調え、頭と空にします。この静かな時間を5分10分でも続けると不思議と頭がクリアになる感覚を得られる方が多いと思います。
坐禅を習慣として続けていると、少しづつ変化が得られるようになりました。
先の徳川家康の遺訓になぞって考えてみますと、
まず、ついつい急いでしまうという事が減りました。というのは、頭がクリアに整理されることで物事の処理順序良くスムーズに行えるようになった為だと想像します。
それから、以前よりは、怒らないようになったと思います。これは、心が落ちついている状態が多くなったからという要因があるように思います。
とはいっても、小生はまだまだとても未熟なところが多いと感じております。ですから、これからも日々の坐禅を続ける所存です。
以上、お読みいただきありがとうございました。