坐禅で貯金2000万

坐禅を始めて貯金がみるみる増えていく。実体験を様々にお伝えします。

あるお坊さん「禅宗は自然消滅します」

こんにちは。

少々過激なタイトルですが、これは私が読んだ書籍にあった内容です。

 

松下幸之助 成功の金言365」PHP研究所

 

本書では、パナソニック創業者である松下幸之助さんの金言ともいえる言葉やエピソードを1年365日に分けて365の項目で記載されています。

 

本書に興味深いエピソードがありました。

松下幸之助さんと禅宗のあるお坊さんとのやりとりです。

松下幸之助「和尚さんね、禅宗は将来どうなりまんねん」

和尚「そら自然消滅ですな」

松下幸之助「和尚さん、あんた禅宗の坊さんでね、禅宗は自然消滅ちゅうようなことを言ったら、力入りまへんやないか」

和尚「しかし、松下さん、これが本当です。すべてのものに寿命があります。だから、禅宗といえども、時が来れば消滅するんです」

松下幸之助「そんなら和尚さん、あんた、せっかく一所懸命布教したり説教したりしても、何のせいもおまへんな。

和尚「いや、そんなことありません。それはね、いつ寿命が尽きるかわからんけども、寿命が尽きる瞬間まで私は禅宗で生きるんです。それが私の務めですからね。しかし、あなたのように『禅宗は将来どうなる?』と言われたら、『将来は必ず消滅します』こう答えざるをえませんわ」

松下幸之助「そうすると和尚さん、松下電器もやがてつぶれまんな」

和尚「そうのとおりです」

 

この会話で松下幸之助さんは大いに得るところがあったというのです。

「人間としていずれは必ず死ぬ、しかし死ぬ瞬間までは、永遠を生きるようにベストを尽くす」そういう事に意義があると。

 

とても達観された境地を感じ、考えさせられるものがあります。

なお本書は仏教について書かれている訳ではなく、仕事や生活の心構えについて書かれています。様々に素敵な教えがあるので、今後別の話題で度々投稿させていただくかもしれません。

 

以上、参考になりましたら幸いです。

 

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VioletArtによるPixabayからの画像
松下幸之助 成功の金言365

松下幸之助 成功の金言365

 

 

お題「我が家の本棚」

 

「世界の富の8割は、1%の人が握っている」The Winner Takes It All

こんにちは。

少し前になりますが、「世界中の富の8割は、1%の富裕層が独占している」という驚きのニュースがありました。ご記憶の方もいらっしゃると思います。

この報告書を発表したのは国際NGOオックスファムです。

オックスファムのサイト

oxfam.jp

報告によると、富裕層の資産はさらに年々増加し、さらなる格差社会となっているという事です。お金はお金のあるところに集まると言われますから、自然な事なのでしょうか。もし1%の富裕層の富の分配が公平に行われたら、世界はどれだけ豊かになるのでしょうか。様々な方々の気持ちを想像しますと、何気なくABBAの曲「The Winner Takes It All 」を思い起こしました。

 

様々な本や情報にあるように、自分の身は自分で守る社会だと、じわじわと思えてきます。自分自身がこれまで以上にしっかりしなければと。何事もまずは自分のできる範囲で最善を尽くすように、自戒を込めて思います。

 

話題が変わりますが、やはり坐禅はいいものです。

日々静かに坐っていると、自分のやるべき事に気づくことがあります。それまでの考え方や生活習慣が変化したり、素敵な人たちとの出会いも経験しました。

坐禅を皆さまの生活の質を向上するきっかづくりにしていただきたい。そう日々考えております。

以上、坐禅人のつぶやきでした。

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Photo by Adolfo Félix on Unsplash

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曹洞宗・臨済宗・黄檗宗のちがい、比較表「禅宗」

こんにちは。

禅宗の中には「曹洞宗」「臨済宗」「黄檗宗」が存在しています。

似ているようで、どのあたりが違うのか、私自身の学習もふまえ、表としてまとめてみました。

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曹洞宗臨済宗黄檗宗、比較表

 

いかがでしょうか。本尊や経典の違いは分かりづらいかもしれませんが(私も詳しくありありません)修行スタイルと坐禅用具の違いが分かりやすいところです。

私は普段、曹洞宗のお寺さんにお世話になっているので、ただ黙って坐っているだけなのですが、臨済宗のお寺に坐禅会に行くと禅問答の世界も窺い知ることになるのでしょうか。坐蒲も普段は丸形のものを使用しています。

 

ちなみに、過去の歴史の中では中国において「五家七宗」と言われる宗派の拡がりがありました。しかし本家の中国での禅宗はすでに廃れてしまったそうで、現在では日本の禅宗である3宗派のみがが継承されています。

 

以上、分かりづらい禅の宗派を端的にまとめてみました。

ご参考になりましたら幸いです。

*資料に解釈のちがいなどありましたら申訳ありません。

 ◇参考文献:仏教手帳(宗教工芸社)

 

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myungho leeによるPixabayからの画像

 

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家計簿アプリが節約につながった

こんにちは。

 

私は家計簿アプリをつけるようになって、格段に支出が減りました。

日々の支出を記録するようなると、反省するものです。日々どれだけ深く考えずに買い物や付き合いをしていたのか。。あとから不必要な出費だと痛感すると、同じ物事への浪費が改善されるはずです。

家計簿をつけるだけ。これは基本的かつ単純な事かとは思いますが、効果てき面でした。

何事もチェックは大切ですね。

 

私は無料の家計簿アプリ「おカネレコ」を使っています。

okane-reco.com

家計簿がつけやすいほうが習慣化しやすいので、家計簿アプリがおすすめです。思い出した時にいつでもすぐに記録できますから。

また、家計簿をつけることで、レシートをこまめに処分することにもつながりますから、財布の中が片付きます。

多くの家計簿アプリが存在しているので、ご自身の使いやすそうなものでお試しください。

 

坐禅とはとくに関係ありませんが、今回は家計簿についての記事でした。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

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おカネレコ

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「三密」は仏教用語

こんにちは。

「密」が2020年今年の漢字になりましたね!

また「3密」が2020年の流行語大賞になりましたね!

 

実は仏教の中の密教の用語でもあります。

「三密」=身密・口密・意密 という意味です。

 

浄土真宗大辞典によると以下のとおり 三密 - 新纂浄土宗大辞典

さんみつ/三密
真言密教に説かれる身密・口密・意密のこと。仏教においては、例えば善導『観経疏』定善義の親縁釈に、「衆生、行を起おこして、口常に仏を称すれば、仏すなわち、これを聞きたまう。身常に仏を礼敬すれば、仏すなわち、これを見たまう。心常に仏を念ずれば、仏すなわち、これを知りたまう。衆生、仏を憶念すれば、仏また、衆生を憶念したまう。彼此ひしの三業相い捨離せず」(聖典二・二七二~三/浄全二・四九上)とあるように、人間にしろ仏にしろ、その活動は身体による身業、音声による口業、心による意業の三業にまとめられる。密教は、その三業を三密と解する。密教の教主大日如来法身として理念的な存在であるはずにもかかわらず、姿形を具え活動する。しかし、その活動は甚深微妙であり、修行が進み悟りの境地に近付いた菩薩たちでさえ窺い知ることができない。それ故、その教えは密なるものであり、法身の活動は三密と解される。また密教においては、人間という存在も活動も大日如来の顕現と位置付けられることから、人間の三業には法身の三密と全同のものが秘されており、三密加持という修法により、仏と我とが不二一体となって三業が三密に浄化されるという。

 

少し難解ですが、

「三密」とは、身(身体) 口(言葉) 意(心)

これらを調えて内なる仏を見つけていく修行という事と解釈しています。

 

昨今見聞きする「三密」(密閉・密集・密接)は、おそらく仏教用語とは関連がありません。しかし、仏教用語と同じだと知ると、より重視するべき「三密」に思えてきます。

 

普段使っている言葉が、実は仏教用語や禅語だという場合が結構あります。日常生活に溶け込んでいると知ると何気なく「お寺」や「禅」が身近に感じるように思います。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。

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Giulia MarottaによるPixabayからの画像

 

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坐禅をすると、坐禅に向いていそうな人がわかる

 こんにちは。

私だけの感覚かもしれないのですが、坐禅を始めて数年も経つと、なんとなく、坐禅に向いていそうな人、坐禅を薦めたら始めそうな人が分かるようになってきました。

坐禅に向いていそうな人がどんな人かというと、うまく表現できませんが、目の奥に何か秘めている雰囲気の人(いい意味で)という具合です。

そんした雰囲気を持った人にを坐禅会にお誘いしたりすると、すんなりと参加されるようになることを何度か経験しました。

 

坐禅とすると直感が鋭くなるといわれますが

引き寄せるものがあるのでしょうか。

 

人によっては坐禅会にお誘いしたり、坐禅を薦めたりすると、ちょっとひいてしまう人もいますから、それではこちらも具合がわるい思いをしてしまいます。ですから、坐禅しそうな人が分かるのはちょっと特技かもしれません。

 

そんな特技がどうしたの?と思われるかもしれませんが、これはこれでちょっとお得です。

私は基本的に、坐禅する人にわるい人はいないと思っています(まあ、変わった人はいます笑)。ですから、素敵な人を見つける嗅覚が備わったというふうに考えると、私は人生得をしています。

 

新たに坐禅を始める人にとっては、坐禅の素晴らしさを知るきっかけとなります。もちろん、その後に坐禅が続く続かないはその人次第です。

 

今日はちょっと小噺的な話題でした。

皆さんも是非坐禅を経験してみてください。

新たな世界を発見できるかもしれません。

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StockSnapによるPixabayからの画像

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イチローにみる「禅」の世界

こんにちは。

プロ野球が開幕したこともあり、今回は野球に関する記事にしてみました。

 

「プロ」「一流」「ストイック」…これらを聞いて、元大リーガーのイチロー選手を思い浮かべる方はけっこう多くいらっしゃるのではと思います。

それほど世間が認める一流プレーヤーのイチローさんの野球への姿勢に「禅」の思想が見られるといわれています。

 

日々続けるルーティン

イチローさんは現役時代、生活やトレーニングにルーティンの習慣を大切にしてきたのだそうです。

  • ウォーミングアップ
  • バッティング練習
  • バッターボックスに入る際の体慣らし
  • 毎日同じ時間に寝起き
  • 常に同じ体重に調整
  • 時には同じ食べ物を食べ続ける

禅の修行においても、修行僧(雲水)の方々は常に同じ時間に起き、食事し、坐禅や作務においてもルーティンを繰り返します。日々の同じ修行の繰り返しの中で、わずかな事に関しても変化を感じ取る直感力が鍛えられたり、集中力が鍛えられたりするのだといいます。

 

道具は大切な修行道具

イチローさんは道具をとても大切にされていました。

  • グローブは型崩れしないように、使わない時も大切に保管
  • バットは試合前にスタジアムのフェンスに掛けて、から干し
  • バットはプロデビューから引退まで、ずっと同じ形状のバットを使い続けておられたのだそうです。

これもまた、ルーティンの一つといえるかもしれません。

禅の修行においても、道具はとてもに大切にされます。応量器(食器)、坐蒲(坐禅用蒲団)など、常に両手で扱います。生活すべてが修行と考える禅にとって、どの道具も大切な修行道具という事なのでしょう。

 

イチローさんはこれらのルーティンや道具を大事にする姿勢の蓄積によって、様々な偉大な記録が作られました。大リーグデビューから10年連続で200本安打、大リーグのシーズン最多安打記録、日米通算では4,367安打。レジェンドと呼ぶに相応しい記録です。

おそらく、イチローさんご自身は「禅」という意識で取り組まれていたわけではないと思いますが、実際のイチローさんから修行僧のような気配を感じます。

 

イチローさんの姿勢から、「習慣がやがて人生を変える」という事を感じます。

引退されてもまだまだお若いですから、これからのご活躍も楽しみです。

また、イチローさんのみならず、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手、田中将大選手など、海を越えて大リーグで活躍している方々をいつも応援しています。

 

私の最近のルーティンは朝の坐禅、そして禅に関する情報をブログとして記載するというものです。習慣はやはり凄いもので、おかげさまでのらりくらりと続けられてます。

 

経営者も文豪もスポーツ選手も取り組むとは、禅は懐が深いですね。

以上参考になりましたら幸いです。

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お題「#応援しているチーム

 

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